オレガノとローズマリーに血糖値を下げる働き

ハーブやスパイスが血糖値を下げる
(処方薬の抗糖尿病薬とほぼ同等の効き目があることが発見された)

一日に1gのシナモン(セイロン産)を40日間摂取することで血糖値を下げることができた(血糖値、コレステロール値、中性脂肪値が30%以上低下)と言う論文が掲載されたのをはじめとして、学術的な研究課題として生活習慣病へのハーブやスパイスの効用を研究している結果発表が増えてきました。背景には世界的な生活習慣病患者の増加とそれによってもたらされる医療費の増加抑制意図があるようです。

最近の発表では、ハーブのオレガノとローズマリーに血糖値を下げる働きが報告されています。

「米イリノイ大学の研究者によると、ハーブのオレガノとローズマリーに血糖値を下げる働きがあるのだという。エルビラ・ゴンザレス・デ・メヒア医師らが、さまざまなハーブを使って血糖への影響を調べた。それによると、シナモンやターメリックといったハーブで血糖値を下げる働きが確認されたが、中でもオレガノとローズマリーはその効果が顕著だった。
また一般に、スパイスとして瓶詰めなどされているものより、生の方がポリフェノールやフラボノイドなどを多く含む一方で、オレガノやローズマリーでは乾燥タイプの方がインスリン抵抗性を改善する働きが強いこともわかった。」
Copyright © 2014 American Chemical Society

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