高血圧予防にはトマトが良い?

高血圧予防にはトマトが良いといわれていますが本当に効果があるのでしょうか。

イタリアでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるそうです。(ドイツではトマトがリンゴに変わるようですが)
これは、トマトが高血圧予防に効果的とされていることからでしょうか、その他にも老化やいろいろな病気の原因となる活性酸素から身体を守ってくれる働きがあるようです。

トマトが高血圧を下げる効果を持つのは、主にトマトの中の赤い色素成分である“リコピン”だそうです。
リコピンは、活性酸素を安定した状態にして、無毒化する作用がとても強いようで、活性酸素を除去する能力は、βーカロチンの二倍以上もあり、ビタミンEの100倍以上もあると言われているようです。

高血圧などの生活習慣病は、内臓脂肪型肥満の人が発症しやすいと言われます。それは、血液中に増えた脂質が活性酸素によって酸化され、血液の壁につくと血管が硬くなり、動脈硬化が進行してしまうからです。
リコピンの働きが動脈硬化の進行を抑えてくれるます。さらにリコピンは、体内でのインスリン作用の悪化も抑え、血糖値を下げたり、高血圧を改善する作用がある事も分かっています。 それから、トマトに含まれるペクチンにも、食後の血糖値の上昇を抑えるため、コレステロールの吸収も抑える効果があります。また、クエン酸も、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果があります。

トマトの食べ方
新鮮なトマト1個を毎朝空腹時に食べると高血圧や眼底出血に効果があるので2週間継続をめどに食べるのがよいそうです。
完熟であるほど、また旬の夏に食べるのが一番です。ミニトマトは普通のトマトよりも栄養成分は上回っています。

ジュースだと一年中摂取できますが、トマトジュースは塩分があるものは逆に高血圧を悪化させることになるので注意が必要です。塩分のないものを選ぶようにしましょう。

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